こんにちは。主将RB/DBを務めます、榎本健人です。
この場を借りて、日頃よりPHEASANTSへの多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。おそらくPHEASANTSでは、最後の意気込みを書くのは、初めての取り組みですが、これを書くということは学生生活が終わるんだと実感して、本当に時が経つのは早いなと驚いています。4年間を振り返りながら、書こうと思ったのですが、あまりにも思い出深く書ききれないと思い、リーダーとしての意気込みやこの1年感じたこと、感謝を全て文章に落とし込んだので、拙いとは思いますが、お時間ある時にでも最後まで読んでいただけると幸いです。
2024年シーズンの第5節、電気通信大学との試合は今でも忘れない。何もできなかった。完敗だった。3年生RBとしてチームに流れを持ってこないといけない自分がファンブルしてしまい、流れを作るどころかチームの勢いを無くした。もっとカットが上手かったら、もっと日頃からセキュリティを意識していればと何度もたらればを考え、後悔した。今まで何気なく楽しくアメフトをして、自分が点を取り、活躍できればいいと思っていたが、その考えを変えるには十分すぎるほど悔しい試合だった。その後悔もあり、今度は自分がチームを引っ張っていける存在でありたいと強く思い、同期との話し合いの末、主将を務めることにした。
「3部全勝優勝」
今年の掲げる目標だ。
何度も何度も阻まれてきた「2部昇格」。
自分が入部した当初から掲げてきた目標だった。しかし自分は年々その意識が薄れている気がしていた。何となくチームとして言っているのではないかと。本気で取りに行かないと辿り着けない。だからこそ自分が主将となり、幹部が決まった12月の下旬に新チームを集め、目標設定ミーティングを行った。そこでただ2部昇格を目指すのではなく、1試合1試合目の前にある試合に全力を尽くし、3部を全勝で優勝しようとチームで決めた。さらに共通理念も決めた。強いチームには共通目標があると私は思う。それ程にも言葉や気持ちにはとてつもない引力があり、達成するには必要だと思う。
そうして2月から走り出した新チームは苦難の連続だった。主力に置いていた先輩方が引退され、後輩も自分達の熱量についてくるのか不安だった。そして幹部の取り組みも合っているのか疑問を持ち、何回も話し合った。そしてリーダー達と試行錯誤を繰り返し、コーチにも様々なアドバイスをもらった。それでも2月と3月の期間の集大成として組んでいた練習試合は正直試合になるのか不安だった。結果的には試合に勝ったが、満足のいく内容ではなかった。
そして四大戦が差し迫った。近年、武蔵は初戦で勝つことができていなかった。優勝も約10年ほどしていない。新入生にアメフトを教え、チームを四大戦の為に仕上げていかなければならないこの期間は本当に難しかった。しかし学習院に勝ち、そして成蹊に迫り、四大戦を2位で終われたことは多少自信がついた。おそらくチームとしても多少自信にはなったと思う。
そして1ヶ月後には千葉大とのJV戦を行ったが、この期間がチームとして悪循環を生んでしまったと感じた。気が緩み、相次いで怪我人が出てしまった。1年生や2枚目を出してしっかりチームとして完成させていきたい、そしてJV戦に勝ちたいという思いが強く出過ぎてハードワークをさせてしまったかもしれない。しかし歯がゆい期間だった。トレーナーとも何回も話し合いをしていたと思う。
そして夏に入り、合宿などでチーム強化を図ろうとしたが怪我人も相次いでいたことで、やりたい練習やユニット練習も上手くできなかった。夏の期間については、本当に反省する点が多く、引っ張っていけない自分が情けないと何度も感じた。9月はそれを取り戻すように、上手くメニューやトレーニングを組み替えたり調整したりした。ミーティングも増やし、チーム共有を徹底してきた。もうたらればで終わらせはしない。今自分ができること、チームができることを懸命にやるしかない。あとは自信を持って一戦必勝を掲げ、強い気持ちで勝ちに行くしかない。アメフトというスポーツは戦略や能力的な部分がとても重要だと思うが、やはり最後は気持ちの部分だと思う。だから皆やりきろう。最後まで戦いきろう。悪い意味で言えば他人任せなのかもしれないけど、俺たちの良さは皆でモメンタム持ってこれる所だと思うよ。自分なりでいいから、1人1人が主体的にチームをあげていこう。そしたら皆でモメンタムを持ってこよう。そしたら俺達は物凄いチーム力を見せられると思うよ。本当にそれくらい1人1人良いポテンシャル持ってるから。
絶対3部全勝優勝して、2部にあげよう。
最後にお世話になった方々への感謝で締めさせていただきたいと思います。
【両親へ】
まず4年間欠かさず試合を観に来て応援してくれてありがとう。本当に力になったし、活躍することで何か恩返しではないけど、感謝を伝えられたら良いなと思って、部活動を苦しくても続けることができたよ。最初は環境的に断られると思ったけど、こころよく受け入れて熱心にサポートしてくれて本当に嬉しかった。あと残り多くて6試合だけど、全部勝つ姿を見せれるように頑張るね。
【監督へ】
主将になるまであまり関わりがなかったように思いますが、それでも家が近いということもあり、車に乗せていただいたり、誰にも打ち明けられないような悩みを聞いていただいたりしたこと本当に感謝しています。普段は見守るように選手を見てくれていますが、本当に欲しい時に欲しい言葉をかけてくださる監督だからこそ選手達はのびのびとアメフトに打ち込めると感じています。本当にありがとうございます。
【コーチの方々へ】
本当に世話がやけるし、自由気ままで覚えの悪い選手達だと思いますが、それでも深夜までハドルの書き込みをしてくださったり、土日にグラウンドにきてアサイメントのインストールなど様々なアドバイスをしてくださったりするコーチの方々の存在に本当に感謝してもしきれません。いつもありがとうございます。コーチの方々の教えに応え、勝ってお礼が言えるように絶対に3部全勝優勝を掴み取ります。
【トレーナーの方々へ】
3年生の頃から本当にお世話になりました。今年は幹部と何度も話し合いをしていただき、自分達の要望を受け止めて考えてくださったり、学生トレーナーの負担を考えシステムを作っていただいたり本当に感謝しています。さらに土日や有給休暇を使い、グラウンドにきて誰よりも熱心にチームの為に全力を尽くしていただいたことに心から感謝します。絶対に無駄にはしません。トレーナーの方々に育てていただいたフィジカルで3部を圧倒します。
【OBの方々へ】
日頃より、PHEASANTSの活動を支援していただき誠にありがとうございます。今年は様々なOBの方々にご協力やご支援をいただきました。OB戦に来てくださった方々、四大戦に応援に来てくださった方々本当にありがとうございます。3部全勝優勝、2部昇格を見せられるように一戦一戦強い気持ちで戦い抜きます。変わらぬご支援、ご声援のほどよろしくお願い致します。
【スポンサーの方々へ】
PHEASANTSの活動にご支援いただき誠にありがとうございます。合宿や日々の活動においてスポンサー様のご支援があるおかげで、選手達も日々成長することができています。何よりもPHEASANTSについて知ろうとしてくださること、本当に嬉しい限りです。ご期待に応えられるよう常に邁進し、3部全勝優勝を成し遂げたいと思います。変わらぬご支援ご声援のほどよろしくお願い致します。
【先輩達へ】
こんなにも濃い学生生活を送れたのは、アメフト部に熱心に誘ってくれた先輩や、グラウンドに来た時に優しくしてくれた先輩たちのおかげです。そのことがなければ、アメフト部には入っていないと思います。本当にありがとうございます。そして入部した後もアメフトについて熱心に教えていただいたこと、沢山ご飯に誘っていただいたこと感謝しています。先輩達から受け継いだものを全て発揮し、3部全勝優勝を目指して駆け抜けます。変わらぬご声援のほどよろしくお願い致します。
【同期へ】
本当にこの同期がいなかったら、こんなにも学生生活は充実していなかったし、部活動も続けてこられなかったと思う。それくらい嬉しいことや辛いことも共有してきたし、時には言い合いもしてきたかけがえのない時間でした。1人1人の個性が強くて本当に楽しい学年だったと思う。本当に感謝してます。ありがとう。最後は絶対優勝して悔いなく笑顔で終わろう。
【3年生へ】
頼りない4年生を支えてくれる3年生には本当に助けられて来ました。チーム目標や幹部のアクションに対して前向きについてきてくれたこと、リーダーシップをとってくれたこと本当にありがとう。意見を言い合える良い関係性を作れてたことはPHEASANTSというチームの強さになってたと思う。来年2部で躍動する3年生達を見たいから今年は絶対上がろう。
【2年生へ】
正直新チームが始まった時は、心配な代だったよ。アメフト部にモチベーションがあるのかなとか、試合で使えるようになるのかなとか沢山不安感を抱いてた。でも新入生が入ってきたり、JV戦があったりしてやっとリーダーシップを取るやつがいたり、後輩に熱心に教えるやつが出てきて、1番いい意味で期待を裏切られたかな。やっぱり2年生の活躍はチームを強くするには本当に重要だと思う。素直で面白い2年生が好きだよ。絶対全試合勝とう。
【1年生へ】
まずPHEASANTSに入部してくれて本当にありがとう。経験者が少なく、ルールを覚えたり、用語を覚えたりするので精一杯だったと思うけど、それでもがむしゃらについてきてくれたこと本当に感謝してる。1年生は初のリーグ戦だから思いっきりプレーして欲しいし、楽しんで欲しい。チームとして目標がある以上、厳しいことも言うかもしれないけど、それだけ1年生の活躍はチームを1番盛り上げるし、皆が期待していると思う。頑張ろう。
【皆へ】
この1年間、こんな頼りない主将についてきてくれてありがとう。泣いても笑っても、あと多くて6試合しか一緒にプレーすることはできないけど、俺はチーム目標の3部全勝優勝、2部昇格に向けて主将として勝利の為に走り続けます。だから最後までついてきて欲しい。そして全員で優勝を喜び合おう。さらに俺達PHEASANTSは沢山の人の支えで活動できていることを忘れないで欲しい。だから最後まで全力でやりきろう。勝ちに貪欲でいよう。応援し続けてもらえるチームでいよう。そしてPHEASANTSというチームで勝ちに行こう。
最後に
この部活動だからこそ、気づけた事やもらったものが沢山あります。
そして様々な人に支えられ、今があります。その感謝を胸に、最後のシーズンを全力で戦い抜きます。

4年 RB・DB 榎本健人

