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2025

2025年度ラストシーズンへの意気込み【#05 石井宏典】

こんにちは。4年DB・LBの石井宏典です。

まず初めに、日頃より武蔵大学アメリカンフットボール部PHEASANTSをご支援くださっている保護者の皆様、OB・OGの皆様、学校関係者の皆様、すべての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。 


 簡単ではありますが、四年間の振り返りを書かせていただきます。 

大学に入学してアメフト部に入った 1 年生の頃は、キャプテンはチャックさんで、当時の自分は迷惑ばかりかけてしまったなと今でも反省しています。 最終戦の埼玉大学戦では、何もできないまま試合が終わってしまい、悔しさと情けなさでいっぱいでした。「とにかく2部に上がりたい」という気持ちで頑張っていましたが、実際に 昇格の壁は厚く、その難しさを身をもって学びました。

 2 年生になると、キャプテンはれいとさん。この年は怪我人が出てICU戦は棄権となって しまいましたが、実はシーズンを通して無敗でした。個人的には怪我をせずにやり切ること ができ、自分にとって大きな自信につながったシーズンでもありました。 特に東京外語大学戦は接戦の末に勝ち切ることができ、あの時の興奮と達成感はいまでも 鮮明に覚えています。勝利の瞬間にチーム全員が心の底から喜び合った光景は、この先も忘れることはないと思います。

そして3年生になると、キャプテンはりんたろうさん。6月の四大戦、成蹊大学戦で怪我を してしまい、10 月頃まで長引き、チームや先輩方に迷惑をかけることになり、申し訳なさでいっぱいでした。シーズンが始まり、当時マイクをやっていた開さんが大東文化大学戦でペナルティーを受け、次戦の東京経済大学戦の前半に出られなくなってしまい、急遽マイクに入ることになりました。プレッシャーは大きかったですが、何とか前半を乗り切ることができ、試合を終えた後の充実感はとても大きなものでした。 電気通信大学戦では、相手に圧倒され、何もできないまま負けてしまいました。「上には上 がいる」という現実を突きつけられた試合でもありました。 千葉大学戦も悔しい思い出です。自分の不甲斐なさを強く感じると同時に、もう先輩たちと 一緒に試合ができないのだと思うと寂しさがこみ上げてきました。そして次は自分たちが 最上級生としてチームを引っ張らなければならない、という責任感も生まれました。 

そして迎えた4年生、キャプテンはけんちゃん。今年の四大戦こそは勝ちたい、四大戦を優勝したいと思っていました。初戦の学習院大学戦は厳しい試合でしたが、試合中「自分たち ならやれる」と信じ続け、最後は勝利を掴むことができました。その瞬間の達成感と喜びは 言葉では表せないほどでした。 しかしラスト数プレーで怪我をしてしまい、病院で前十字靭帯損傷と診断されました。その 瞬間、「もう手術をしてプレーヤーとして引退なのか」と思い、病院で涙が止まりませんで した。ただ、すぐにトレーナーさんの早崎さん、佐藤さんが支えてくださり、「手術はシー ズン後にして最後までやり切る」という選択肢もあることを教えてくださいました。色々と 悩みましたが、最終的にはシーズン前に手術をしてプレーヤーとしては引退する道を選びました。正直、最後までやり切りたかったという気持ちは今でもあります。しかし自分で決断したことだからこそ、この選択を正しかったと思えるように、これからも前を向いて努力 を続けていきたいと思います。 リハビリの過程では弱音を吐いてしまったり、なかなか思うように進まず苛立ちを表に出 してしまうこともありましたが、それでも支え続けてくださった早崎さん、佐藤さんには感謝の気持ちでいっぱいです。 

改めて振り返ると、この4年間は本当にあっという間でした。きついことや嫌なこと、不満を感じたこともたくさんありました。それでも今思えば、そんな日々も全部含めてかけがえ のない時間でした。途中で辞めずに続けてきて本当に良かったと思っています。もし大金を払ってこの4年間をもう一度過ごせるとしたら、何円でも払って、もう一度みんなとアメフトをしたいです。 それほど、この4年間はかけがえのない時間でした。この仲間とアメフトができるのも、残り2か月。もし入れ替え戦に進めたとしても、あと3 か月。だからこそ、この限られた時間を一瞬一瞬大切にし、少しでも後悔のないように過ご していきたいと思います。 同期、先輩、後輩、マネージャーさん、トレーナーさん、監督、コーチ、保護者の方々、そ してOB・OGの皆さんの支えがあったからこそ、何不自由なくアメフトに打ち込むことが できました。本当にありがとうございました。 そして何より、一緒に戦ってきた仲間に心から感謝しています。 つらい練習や苦しい時期も、みんながいたからこそ乗り越えることができました。 もっとみんなと練習や試合がしたかったし、最後まで一緒にフィールドに立ちたかったと いう心残りはありますが、この仲間に出会えたこと、そして武蔵大学アメリカンフットボー ル部で過ごした日々は一生の宝物です。

 本当にありがとうございました。



4年 DB・LB 石井宏典


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