ディフェンスリーダーを務めておりました、4 年の石井宏典です。まず始めに、平素より武蔵大学アメリカンフットボール部を支援してくださっている保護者の皆様、卒業生の皆様、学校関係者の皆様、すべての関係者の皆様に感謝申し訳あげます。今後ともご支援・ご声援のほどお願いいたします。
今シーズンをもって、武蔵大学アメリカンフットボール部を引退いたします。自分の中でこの一年は、プレーする最後の一年ではなく、プレーできなくなってから、もう一度この部活と向き合い直した一年でした。
4 年生の 5 月、四大戦で怪我をしてしまいました。最初は手術を後回しにして最後までやり切ろうとも考えましたが、悩んだ末に手術を選び、プレーヤーではない形でチームに貢献しようと決心しました。
ただ正直、最初からうまく切り替えられたわけではありません。自分がプレーしていた頃ほど気持ちが入らず、プレーできる人が中心でやってくれ、俺はどうせ出られないから、まあいいかと、どこかで線を引いてしまっている自分がいました。
それでもシーズンが進むにつれて、プレーできない現実と向き合いながら、自分にできることを探す意識が強くなっていきました。みんなが同じ目標に向かって必死に準備している姿を見て、もっと関わっていたい、少しでも長くみんなとアメフトがしたいと思うようになりました。プレーできない悔しさは消えませんでしたが、それ以上に、チームの時間が本当に好きなのだと気づきました。
そしてリーグ最終戦の東洋大学戦で敗れ、引退となりました。負けた悔しさと同時に、もう朝霞グラウンドに行って当たり前のように練習する日々が来ないことを思うと、寂しさで胸がいっぱいになりました。もう少しやりたかったという気持ちは、今でも強く残っています。
試合後、観客の皆様に向けて挨拶をした際、OB の方から「よく頑張った」「ずっと応援しているぞ」と声をかけていただき、涙がこみ上げてきました。今思えば、昨年の千葉大学戦で敗れた後、整列して挨拶をした時も同じように声をかけていただき、その時、来年こそは勝って応援してくださる方々の期待に応えたいと強く思って始まったのが、このラストシーズンでした。だからこそ、結果で応えられなかったことが本当に悔しいです。
それでも、この悔しさと向き合う中で、この一年が自分にとってどれだけ大きな時間だったのかを改めて感じています。フィールドに立てない時間も含めて、仲間と過ごした一日一日が自分の財産になりました。
そして今、率直に言えば本当に寂しいです。もしできることなら、もう一年やりたい。もう一度みんなと朝霞グラウンドで練習したい、というのが本音です。
ですが、 これからは後輩たちの代です。後輩たちの力なら、きっと目標を成し遂げてくれると信じています。怪我には十分気をつけて、思い切りフットボールを楽しんでください。これからもずっと応援しています。
最後になりますが、同期、先輩、後輩、マネージャー、トレーナーの皆様、監督・コーチ、保護者の皆様、そして OB・OG の皆様、本当にありがとうございました。
また、ディフェンスを一から教えてくださり、最後まで支えてくださったれいとさん、ゆめとさん、開さんにも心から感謝しています。
さらに、山本スポーツの大槻さんにも大変お世話になりました。多くの方々の支えがあったからこそ、ここまでアメフトに向き合うことができました。
自分がプレーできなくなってからもチームの一員としていさせてくれた仲間に心から感謝しています。今後とも武蔵大学アメリカンフットボール部への変わらぬご支援・ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

4年 LB 石井宏典

